本年1月22日にアメリカのシアトルで開店した「Amazon GO」。
カメラやセンサーで人と商品の動きを把握し、AI(人工知能)も駆使することで、レジでの精算なしで食品を買うことができる革新的な無人レジのコンビニだそうです。
数年で3,000店舗展開と報じられる中で、10月には早くも5号店がシカゴでオープン。
凄い時代になったものです。
未来の世界を描いた映画やアニメでは、店員が存在せずロボットやAIが接客する無人の店舗で人間が買い物をする場面が登場しますが、まさか間もなく現実になろうとは…。
さらに驚きは、カメラに見えないように商品をコソッとバッグにいれたり、手に取った商品を棚に返品してみたり、万引チャレンジ(笑)をしてみても、しっかりと正確に課金されるんですって(笑)。
一方、日本でも無人店舗実用化に向け、同様の実験が既に行われていました。
JR東日本は、人手不足への対応と採算性が厳しくなっているキヨスクの再生のため、サインポスト(日本の会社)が開発したAI 無人決済システム「スーパーワンダーレジ」を導入し、Suicaを利用した無人決済店舗の実証実験をJR赤羽駅ホーム上にて10月17日から2ヶ月間の実証実験中とのこと。
物珍しさも手伝って、先日行った人は入店まで15分待ちだったとか…。
ちなみに「スーパーワンダーレジ」を使った日本初の実証実験は、実は昨年11月に大宮駅構内で行われていたそうです。
全然気がつかなかったです、近所なのに(⌒-⌒; )。
また、ローソンも2025年の実現を目指して、全ての商品にICタグを付けレジを通さない「ウォークスルー決済」の実験を開始。
世界のあちこちで新たなサービスが実用化に向けてトライアル中。
果たしてどこが次世代の世界標準を握るのか、注目です。
現在のAmazonは、本国の黒字&AWS(「アマゾン・ウェブサービス」という名前のクラウドビジネス)があげる莫大な利益を背景に、海外では赤字でも無料配送を続行しているエリアが多数あるそうです。
これではその国のスーパー等の流通業は配送コストが合わず敵うはずがありません。
また、昔の新聞記事で、日本国内での販売収益に関して全く法人税を払っていないAmazon日本法人に東京国税局が追徴課税をかけようとしたら、政治的に?実現できなかったという内容を読んだ記憶があります。
日本人がこんなにたくさん買い物しているのに、同社が1円も法人税を支払っていなかったという事実には驚愕しました。
そんなAmazonだからちょっと心配。
現在、アマゾンプライム会員に登録すると無料配送や無料映画配信などのサービスを利用出来てとっても便利。
もちろん私も利用しています。
ただし、日本でこそAmazonプライム会員の年会費は3,900円ですが、アメリカ本国ではたび重なる値上げで現在119ドル(日本円で約13,000円)。
徹底的に割安で便利なサービスで同業の他社サービス業を駆逐し、巨大寡占企業となったあかつきには、日本も会費大幅値上げ・・・なんてことだけにはならないように…。
消費者には常に自由な選択権が失われることがない世の中が大切です。
だから・・・頑張れ、メイド・イン・ジャパン!頑張れ、日本の企業!