3月4日夜、第39回日本アカデミー賞授賞式を自宅のテレビで観ました。
昨年「紙の月」で最優秀主演女優賞を受賞した宮沢りえさんが司会を務め、日本を代表するスターがずらり。
艶やかに着飾った女優さんたちに目を奪われました。いつか会場に行きたいなあ。でもディナー付きでひとり四万円だとさ(≧∇≦)。
はぁ〜と溜め息。
そんな綺麗な女優さん達に混じって、ひときわ異彩を放っていた女性(決して美人ではないなあ!?、失礼)がひとり。
安藤サクラさんという女優さんです(知らなかったです^^;)。
彼女が主演した「百円の恋」という映画は、低予算ながら、最優秀脚本賞、優秀作品賞、優秀監督賞、優秀助演男優賞の受賞に加えて、安藤サクラさんが最優秀主演女優賞を獲得。とっても観たくなり、レンタルで一昨日鑑賞しました。
元引きこもりの女性ボクサーと引退したダメ男の再生の話。
決してシンデレラ・ストーリーではないけれど、「誰もが人生をやり直せる」という熱いメッセージが、彼女の迫真の演技からビンビン伝わってきます。
ダメ女からストイックな女ボクサーまで、「えっ?これが同一人物なの?」と思う程に様々な顔や肢体を見せる(魅せる)安藤サクラさん。
プロの俳優の凄さと奥深さに圧倒されました。彼女はなんと奥田瑛二さんと安藤和津さんの次女で、ご主人は柄本明さんのご子息だそうです(サラブレットですね)。
女性ボクサーといえば、超名作「ミリオンダラー・ベイビー(C・イーストウッド監督)」で主演したヒラリー・スワンクの演技が脳裏に焼き付いて離れないのですが、またひとり印象に残る女優さんが現れました。
映画の神様はニクい演出をしなさる。またまたさらに映画が好きになってしまいました。
ご鑑賞の際はR-15指定なのでご注意を。